単線ワイヤーを一本ずつ使う、シンプルなスピーカーケーブル。複雑に組み合わせる前に、まずは一本ごとの個性を知るところから始めます。
01 使う線材を選ぶ。
プラス側には、全体のバランスが整い、中高域の情報量や音の抜けに魅力を感じる線材を。マイナス側にも全体のバランスを求めながら、中低域に魅力のある、やや太めの線材を選ぶ。これが、元の記事で紹介したCuWiresの選び方です。
| 接続する側 | 単線の線径例 |
|---|---|
| プラス側(HOT) | 0.3〜0.5mm |
| マイナス側(原文ではGND) | 0.8〜1.0mm程度〜 |
これは音を探る時の一例で、どのシステムにも当てはまる設計値ではありません。必要な長さ、アンプの出力、スピーカーの条件に合う太さと絶縁を確保してください。接続は機器の説明書と端子表示に従います。
02 接続部分を仕上げる。
エナメル線は、両端の接続に必要な部分だけエナメルを落とします。表面を丁寧に整え、削りカスを拭き取り、乾かしてから使用します。詳しくは「削りが決め手。」をご覧ください。
裸銅線を使用する場合も接触面の状態を確認します。布やシルクなどの外観だけで絶縁性能を判断せず、必要に応じた絶縁処理を行ってください。
03 端子に合わせて接続する。
機器に適合する接続方法を選びます。線を直接固定する方法のほか、対応するYプラグやバナナプラグを使う方法があります。細い線材は、端子で確実に保持できているかを確認してください。
作業中はアンプの電源を切り、プラスとマイナスが触れ合わないようにします。本文のGNDは元の記事の呼び方で、保護接地や左右共通の接続を指すものではありません。
04 聴き慣れた音楽で確かめる。
小さめの音量から動作を確かめ、その後は無理のない音量で試聴します。線材の交換や組み合わせの変更は、ひとつずつ行うと比較しやすくなります。
どのようなやり方にも良いところがある気がします。少し変えることで生まれる音の違いを、ご自身のペースで楽しんでいただければと思います。
CuWires旧サイト「超シンプルなスピーカーケーブルの自作」をもとに再編集。音の記述はCuWiresの試聴経験・感想に基づいています。